『業務機密』を守らせる方法:業務機密に関する必要性が以前とは変わってきた 096-273-7427 〒860-0053 熊本県熊本市西区田崎1-3-60 コアマンション駅南201 営業時間:平日 9:00~17:00 土曜 9:00~12:30
気温は下がっているようですが、湿度が高くてべとべとしますね。『OXY』という清涼剤を頭に振りかけて湿度に耐えている税理士の吉住です。
これは、業務機密の考え方と漏洩等に対する対処方法をまとめるという目的で作成したものです。構成は、
1.業務機密の考え方
2.業務機密とは
3.業務機密を管理するには
4.企業にとって有用な情報とは
5.公知の事実の取扱い
6.就業規則等による業務機密の保護
7.就業規則での具体的規程
としています。
1.業務機密の考え方
日本では近年まで終身雇用制が主流を占めていたたこともあり、あまり厳密に企業機密保持することに努めなくてもよいという風潮がありました。しかし、終身雇用制も近年急速に崩れ始めて、労働力が流動化を始めています。企業機密について今までのような考え方をしていたのでは対応できなくなってきました。若者たちの職業に対する意識は急速に変化しつつあります。中途採用が珍しくなくなっている今日、社員の『忠誠心』に頼った経営では限界があります。社員を信用することは大切ですが、信用が過ぎて機密を全て開示しては、その社員がライバル企業へ転職してから慌てるということになりかねないのです。
(続く)
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