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2016/12/19 経営戦略について9

 ドレッシング作りが得意な税理士の吉住です。おいしいというのはカミさんだけかもしれません。いろんな野菜にかけて食べますが、水前寺菜など熊本の野菜もいいですね。

 ところで経営戦略の話です。既存の販路という制約条件以外に映画産業の人たちがテレビと提携できなかった理由があります。それは彼らが『映画が好きだ』『映画が作りたい』そう思っていたからでした。これは職人さんの考え方です。お断りしますが、私は職人さんを批判しているのではありません。職人さんの中には職人さんとして尊敬できる方がおられます。しかし、経営者は職人さんの考え方であってはいけないのです。

 いわば彼らは映画人だったのです。自分の会社は映画を作る会社であると定義していました。娯楽産業が映画しかないときはそれでもよかったのです。しかし、世の中は娯楽の多様化の時代になっていました。映画産業も自ら何をする会社であるかの定義づけを柔軟に変えていくべきでした。たとえば、娯楽の提供会社であるとか余暇生活提案会社であるとかです。そして現在であれば健康生活提案会社でしょうか。

 江戸時代には駕籠屋という商売があり、明治時代には人力車と言う商売がありました。現代、そのような商売は観光地以外はありません。ちょっと考えてみてください。駕籠屋や人力車を現代に存続させるためにはどうしたらよいでしょうか。答えは簡単です。我々皆が江戸時代の生活をしていれば、駕籠屋はそこら辺を走っているでしょう。我々皆が明治時代の生活をしていれば、人力車がそこら辺を走っているでしょう。でも時代は変わるからそれは無理なんですね。

 時代や経営環境を変化させないと一企業が頑張ったところでそれはできません。つまり、企業が生き残るためには、企業の側が時代の変化や環境の変化に合わせて変わっていくしか方法はないのです。皆様の会社は今後どのような事業を手掛けていくのでしょうか。新たな事業分野を考えてみてください。映画産業を事例とした経営戦略の話はこれで終わりです。
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