経営戦略について5

　夏目友人帳が好きな税理士の吉住です。夏目友人帳は、熊本の風景が出てきて親しみがわきますね。この前、笠松橋に行ってきました。私は子供のころ氷川で遊んで育ちましたが、氷川も笠松橋あたりまで行くと本当に清流ですね。

　ところで戦略の話です。当時の映画関係者は、『敵視主義』と『大作主義』という誤った戦略を採してしまったわけですが、このことについて我々は彼らを侮ることはできません。

　我々でも同じ反応をしますよね。何か商売を熊本でやっていて、中央から自社より有名ブランドの大手のそして大資本の店舗面積の広い同業者が進出してきたらどうしますか。商売仲間と語らって、反対運動をします。これは『敵視主義』ですね。こうも思います。『進出してくるのは確かに脅威だけれど、慌てふためいてはいかん。これまでのお客様に誠心誠意尽くして、これまで以上に良い製品を提供していけば、お客様は自分の店舗に足を運んでくれるはずだ。』これは『大作主義』ですね。

　映画関係者だって我々と同じようにまじめに真剣に何をすべきか考えたんです。これは怖いことですね。どんなに真剣に物事を考えていても、間違った戦略を考え、採用してしまうことがあるということです。
(次回へ続く)
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