税理士の仕事は脱税？

今日は暖かいです。朝からシャワーで入浴を済ませた税理士の吉住です。

本当に困るのは、言葉の上の違いではありません。誠に申し訳ないことですが、税理士に対する認識が間違っておられる方もいらっしゃいます。

これも、かれこれ25年くらい前のことです。ふとしたことで知り合った知人が、うちの従業員(女性)と合コンをしたいといいました。私はいい年をして合コンなどしたくなかったのですが、むげに断るわけにもいかず、付き添いで合コンに行きました。別に女性目当てではありません。相手の方は男性ばかりですから。うちの女性社員には、別に合コンしなくても毎日顔を合わしているわけです。

そこでやってきた男性の一人に『仕事は何をしているんですか』と聞かれました。『税理士をやっています』というと、『だったら、さぞ税金のごまかし方を知っているんでしょうね』と言われてしまいました。初対面の相手によくぞこれだけのことを平気で言えたもんだ！遠慮も会釈もない！私はこのとき瞬間湯沸かし器のごとく腹が立ちましたが、我慢しました。

税理士は脱税や脱法を指導するものではありません。むしろそれだけはしない職業だとお考えいただきたいと存じます。税理士の資格を得るには、国家試験を受けなければなりません。考えていただければ当り前ですよね。日本と言う国は、国家試験までして、脱税や脱法を国民に指導するものを資格として付与するでしょうか。

ただ、世の中に税理士に対してそういう解釈をしている人がいるというのは勉強になりました。やっぱり合コンなんぞというものにも、年をとってみっともないと言わずに、行ってみるべきですかね。

(次回へ続く)