税理士の仕事はお客様の報告が頼りなんです! 096-273-7427 〒860-0053 熊本県熊本市西区田崎1-3-60 コアマンション駅南201 営業時間:平日 9:00~17:00 土曜 9:00~12:30
火曜日は田崎市場でカツオをボコボコにたたいてもらった税理士の吉住です。翌日にも食べましたが、生臭くなかったです。
昨日の続きです。お客様の会計上の数字がおかしくて質問をしたところ驚愕の返事が返ってきました。
『実は、取引先と売掛金の相殺をした。それがいくらだったかわからなくなってしまった』というものでした。
以前からいろんないきさつがあったので、『もっとしっかりしてください』と言いたかったのですが、グッと言葉を飲み込んで、言葉を婉曲にしたつもりで、『このようなことがあると、税務調査の時にお困りになりますよ』と申し上げました。
すると、いわゆる逆切れをされまして、『調査の時どうとでもするのが税理士だろう』と言われ、契約まで切られてしまいました。
ただ、これまでのことがこの一言ですべて了解できたのです。このお客様の言動は、このお客様が以下のようにお考えであるということがはっきりわかりました。
1.税務や会計は税理士に金を払っているのだから、税理士が何とかするのが当たり前である。
2.報告は正確でなくとも、あるいは報告そのものをしなくとも、税理士が何とかするのが税理士の責任である。
3.したがって、税理士の質問には答えなくてもいい。
しかし、表題にも示しました通り、税理士の仕事はお客様の報告が頼りなんです。報告が正しいということと遅すぎないことを税理士は望んでいます。
2.や3.という考えのお客様は、少ないかもしれませんが、1.のお客様はときどきいらっしゃるようです。今回、熊本地震で補助金の手続きをお手伝いしたお客様の中にも、実は似たような方がいらっしゃいました。幸いなことに、そのお客様は税理士にはきちんと報告することが必要なのだということをご理解いただきました。
繰り返しになりますが、税理士はすべての業務について、お客様を信じて、お客様が報告されることは正しいものとして仕事をしています。そうでなければ何を頼りに仕事をしていいかわかりません。
税理士にも限度があります。仮にお客様がお間違いになったとしても、その誤りを指摘して修正していただくことができるものとできないものとがあります。結局は、お客様の報告の正しさと早さが税理士の仕事の命綱になります。
税理士に対する批判がいろいろありますが、原因は2つが考えられました。
①専門用語の問題。
②お客様の税理士と言う職業に対する先入観の問題。
いずれも税理士の側が努力するべきことなのかもしれませんが、お客様にもこのようなことがあるんだとご理解いただくだけでも仕事がやりやすくなるのかもしれません。
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