登記申請書の記述内容と添付資料

3月31日金曜日にお客様のお勧めにより球磨に泊まってしまいました。ブログが お留守になり申し訳ございません。文化と文明の話やら近代史の話やら銀行借り入れの話やら武道の話やらお客様と放言してまいりました。

 

前回の登記申請書の事例に基づいて解説いたします。

 

上から3行目の『登記の事由』は、登記の手続きを完了した日を書きます。手続きが完了した日とは、株式の払い込みが済んだ日です。なお、ここに書き込んだ日から2週間以内に登記の手続きをしなければなりません。2週間以上経過すると科料が科せられることがあります。

 

4行目に登記すべき事項とあります。これは、OCR用紙に書き込みます。OCR用紙は、紙面、フロッピーディスクまたはCD－Rで提出する事ができます。この部分の記述は、提出媒体によって変わります。紙面の場合は、別紙のとおり、フロッピーディスクの場合は、別添FDの通り、CD－Rの場合は、別添CD－Rの通りとします。

 

以下は、OCR用紙の事例です。定款に書いた内容がそのまま挙げられています。

 

「商号」株式会社　ＫＯＪ

「本店」熊東京都中央区築地３丁目７番５号

「公告をする方法」官報に掲載してする。

「目的」

１家具の製造及び販売

２酒類の卸

３不動産の売買、賃貸、管理及びその仲介

４土木建築工事の設計、施工及び請負

５喫茶店の経営

６日用雑貨品の販売

７前各号に附帯関連する一切の事業

「発行可能株式総数」８０株

「発行済株式の総数」２０株

「資本金の額」金１００万円

「株式の譲渡制限に関する規定」当会社の株式を譲渡により取得するには、株主総会の承認を受けなければならない。ただし、当会社の株主に譲渡する場合は、承認をしたものとみなす。

「役員に関する事項」

「資格」取締役

「氏名」熊野熊蔵

「役員に関する事項」

「資格」取締役

「氏名」牛野丑次郎

「役員に関する事項」

「資格」代表取締役

「住所」東京都中央区築地３丁目７番５号

「氏名」熊野熊蔵

「登記記録に関する事項」設立

(続く)