損益分岐点分析でわかる経営改善策

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2017/06/10 損益分岐点分析でわかる経営改善策

梅雨に入った割には雨が降らず、朝晩はさわやかですね。

 

損益分岐点分析の続きです。

 

十分お分かりのこととは思いますが、この事例の場合、売上総利益(率)と限界利益(率)は、各社で同額になります。

 

A社の限界利益率=100÷2000=5%

 

B社の限界利益率=1200÷2000=60%

 

両者の限界利益率は決定的に違います。A社は200万円の赤字をなくすために約3倍の6000万円の売上を上げなければなりませんが、B社は400万円の赤字をなくすために33%売上を上げればいいということになります。

 

A社を改善するためには、外注費を徹底して下げなければなりません。これができなければ、A社に未来はありません。一方、B社は一般管理費が多くなっており、経営者の浪費癖があるのかもしれません。それでもたぶん経費の面から考えれば、役員給与をいくらか下げればよいものと思われます。しかし、もともと利益率が高いのですから、売上を上げることによって小さい金額の赤字は解消するものと思います。

 

ちなみにB社の場合、おそらく役員給与を下げれば、金融機関も融資をしてくれるものと思います。A社に対する融資は、経営を改善した後でないと渋るでしょうね。以上で損益分岐点分析の話は終わりです。

 

 

 

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