売掛金の回収：連帯保証

今朝あたりから湿度がやや低くなってきたような感じがします。やっと私の夏がやってきたという気がする税理士の吉住です。

 

保証には「単純保証」と「連帯保証」がありますが、商取引で「保証人」といった場合には、連帯保証人ということになります。(商法511条)

 

「単純保証」…保証額を保証人の人数で割ったものが各保証人の責任額となる

「連帯保証」…保証額全額が各保証人の責任額となる

 

人的担保として最も一般的に用いられるのが「連帯保証」ですが、連帯保証は保証人の信用、財産が担保ですので、《保証人が不誠実》《資産がない》といった場合には、保証書は紙切れ同然となってしまいます。

 

そのため、連帯保証を取得する場合には、まず連帯保証人の資産内容を十分に調査することが必要です。

 

さらに有利なものに「根保証」というのがあります。これは保証する額を定せず、継続的に行なわれている取引きによって将来発生する一切の債務を保証するものです。しかし、根保証人を立てる場合には、根保障の期間や限度額、またはその双方を明示しておいた方が安全です。

 

連帯保証書の事例

 

保　証　証　書

 

私は、○○株式会社の保証人となり、同社が貴社に対して負担する

下記の買掛金債務について、○○株式会社と連帯して、その支払いの

責任を負います。

 

記

 

一、金○○○万円也

平成○年○月○日から平成○年○月○日までの○○商品の買掛金債務

 

平成○年○月○日

 

住　所

(氏名)　 ○○○○　印

株式会社○○○御中

(続く)