熊本の税理士が語るグループ補助金について

税理士を初めて24年目、熊本市に移転して4年目を迎えました。鏡町出身の税理士の吉住です。熊本は歴史を感じますねぇ。横井小楠がいましたから。 熊本のいいところを探して、熊本地震から心の復興を目指しましょう。

ところで、グループ補助金の話です。

お客様のグループ補助金のお手伝いをさせていただきました。まず、認定申請を行い、先日、12月2日に交付申請がいったん締め切られました。確かに今回のグループ補助金は、国や地方公共団体が、地震で被害を受けた事業者を税金によって助けていただくというありがたい制度です。しかしながら、事務がかなり煩雑という感を免れません。どうしてもっと簡単にならないんだろうか。地震の被害で困っている人たちを見るとそう思います。こう申し上げると、あなたはそれで儲けているんだろう、とやかく批判するのは筋違いではないかと、意見をされる方がおられるかもしれません。確かに、私は仕事をする以上は報酬をいただきます。しかしながら、グループ補助金の書類を書いて報酬を得なくてもいいんです。考えても見てください。川で子供がおぼれているとします。そのようなときには、誰でも後先を考えることなしに、手を差し伸べると思いませんか。川に飛び込むと思いませんか。川で子供がおぼれているときに、人助け認定申請をして、人助け交付申請をしなければ助けてはいけないのでしょうか。一人おぼれているときに、もう一人川に放り込んで、グループにしなければ助けてはいけないんでしょうか。税金を使うとなると、もろもろの問題があるのかもしれません。助成金を受けられない方々に対して、公平の平等のという気遣いをしなければならないのかもしれません。しかし、あらゆる活動をする上においてスピードというものを、もっと重視していいのではないかと存じます。書類の場合、簡素化ということを重視していいのではないかと存じます。いずれお金を出して助けるのであれば、早いに越したことはありません。事業にいち早く取りかかることができれば、そこで働かれる人も、お客様も同様にいち早く恩恵を被ることになるはずです。
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