これが上司の指示の実態、寒気を催すコミュニケーション！

春眠暁を覚えず、と言う時期にはまだ早いのですが、昨日よく寝たのにまだ眠たい税理士の吉住です。

私の体験上、自信を持って述べると書きましたが、私が人事評価のコンサルタントをやっていて、次のようなことが全ての会社で行われていました。

ちなみに、人事評価制度を減点法だと誤解している方もいらっしゃいます。よくテレビのコメンテーターとして出ているMさんなどは、『人事評価なんて上司にこびへつらうやつばかりがいい評価を受ける』と述べていました。人事評価のことは話題でないので、ここでは多く説明しませんが、人事評価は点数を付けて終わりではありません。点数を付けた後で、目標面接と言う上司と部下の面接をします。

目標面接は前回の目標面接の時と比べて、社員が努力して向上してくれたことに対して、変わってくれたことに対して、称賛する場であり、感謝する場なんですね。あるいは、次期の目標を設定する場なんですね。ですから、コメンテータM氏の言うことは、私の知っている実態から言うと全くの誤りです。

目標面接とき、どこの会社でも次のようなやり取りがありました。『あなたの次期の目標は、〇〇の管理をすることです。わかりましたか』と上司がいい、部下が『はい、わかりました』と答えました。それを聞いて、上司が『それでは次の目標です』と先に行こうとします。私もこの目標面接に参加しているのですが、このようなやりとりを見たり聞いたりする度にぞっとしていました。この会社は上場企業の子会社です。上司は、上場企業にから来た人たちです。日本中のあらゆる企業でこのようなやり取りが行われているのかと思うと、寒気がするんですね。

(次回へ続く)

湊屋コンサルタントサービス