お客様はご自分の真のニーズをご存じないことがある

ものづくり補助金の締切が迫っていたので、ブログをさぼった税理士の吉住です。

『問題点』の活用は、悩みを解決する時にも役に立ちます。重大な問題で悩んでしまうと誰でも思考停止状態になったり、情報過多で混乱状態になったりします。その時『問題点』の考え方を活用してください。結果として今の混乱状態がどのように落ち着いたらいいのか。あるべき姿は何なのかを考えてください。

また、『問題点』の活用は、お客様が何にかに困っておられるときに話をまとめるツールになります。結果として的を得た提案をすることができるようになります。

『お客様はご自分の真のニーズをご存じではないことがある』こう申し上げると、そんなバカなことがあるかと言われるかもしれません。

もう、10数年、あるいは20年近く前のことです。そのころナビゲーションいわゆるナビと言うものが世の中に広く出回っていませんでした。あるタクシー会社の社長が私に次のような質問をされました。

『衛星からの電波で自分のいる位置がわかり、行く先を指示してくれる機械(いわゆるナビ)があるそうです。値段は1台240万円くらいするそうですが、どこで取扱っているかご存じありませんか』

私も当時ナビのことなど全く知りませんでした。もちろん、どこで取扱っているかも知りません。また、できればこの240万円を使わせない方がいいと思いました。さて、この社長の本当のニーズは何でしょうか。

(次回へ続く)