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2017/04/12 事業を立ち上げる会社を立ち上げるということは一つの売れる仕組みを立ち上げること

『夏草や、兵(つわもの)どもが夢のあと』この句を理解できるのが日本人の心だ、と教えてくれた人がいます。上田先生と言う方でしたが、なるほどその通りだと思います。今は朽ち果て草の生い茂った山城。その廃墟にたたずみ往年の栄耀栄華に想いを馳せている。花見の宴あり、月見の宴あり、そして戦があり、滅びてしまったものに華やかさ、美しさと儚さを感じることができます。私が改めて述べることもなく、日本人なら誰でも思い描くことができる情景をわずか17文字で表しています。

 

要するに企業というものは、将来にわたって企業の存続を約束する経営戦略を持たなければならないということです。それは会社の作り方よりも重要なことであると存じます。だから、会社を立ち上げる前に会社を存続させる経営戦略が必要なのです。

 

経営戦略はおおむね事業分野の選択か売り方または商品開発になるものと思います。これら以外のものを経営戦略と言う人がいますが、たとえば、就業規則を戦略的就業規則と呼称する方もおられます。ご自身が開発された商品にどのようなネーミングをしようが自由ではありますが、経営的にまたは経営学的に就業規則はどんなに頑張っても、(経営)戦略にはなりません。

 

私は職業柄よく『何かいい商品(売れる商品、またはいい商売)はありませんか』と聞かれます。私はそのようなときに『仮にそのような商品があったとして、その商品をあなたが売ることができるかどうかが問題です。あなたが今持っている販路を通して、あるいは売り方を通して、その商品が売れて行くかが判断の鍵になります』と述べています。もし、そうでなければ1から売れる仕組みを作り上げていかなければならないのです。本業を放っておいても大丈夫と言うことであれば、そういう選択肢も可能です。本業を放れないのであれば、二重の労力が要求されます。

 

以前、村おこしなどと言う言葉がもてはやされました。実際そういう事業が立ち上げられました。しかし、村おこしの90%は遠からず失敗しています。なぜならば、多くの村おこしは、『おらが村の特産品を混ぜてうどんを作ろう、豆腐を作ろう』という類のものだったからです。商品は開発したもののその売り方まで考えていませんでした。もし、開発した商品が今持っている販路に乗せこむことができれば、成功したかもしれません。実際、成功した10%の村おこしは、すでに持っていた販路に商品を載せることができたようです。

(続く)

 

 

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