創業融資を使わなかったら？金利は保険！危機が訪れなかったことを祝福しましょう！

昨日は社会保険の調査で、人吉まで行ってきました。会場に座りますと、正面は桜並木でした。すでに葉桜でした。もう少し早ければ、花見気分で調査を受けられたのに、少し残念な税理士の吉住です。

事業を開始したときに資金のことを考えないでいい人は、その事業が失敗したとしても、自分の手持ち資金で十分、賄えるだけの財産を持っている人だけです。それ以外の人は、必ず資金手当てのことを考えておかなければなりません。方法としては金融機関から創業融資を受けることです。

事業をやっている人の中にも、融資を受けるのは嫌だという方がおられます。もちろん開業する人の中にも事業をやっている人と同じくらいの割合で融資を受けるのは嫌だという方がおられます。繰り返しになりますが、最初の不遇の時期は、事業を始めてすぐにやってきます。その不遇の時期を乗り越えられますか。乗り越えられなければ、あきらかに失敗です。倒産です。すぐに奈落が待っています。

浮上の機会をできる限り大きくするためには、資金手当てが必要ですよね。融資を受けることの好き嫌いにかかわらず、創業融資を受けなければなりません。

融資を受けるリスクは金利を払うリスクです。金利は保険だと思ってください。その分、倒産のリスクは減るわけです。融資を受けたお金を定期預金にでも放り込んでおけばいいんです。使う必要がなければ、使わなければいいんです。融資を受けたこと自体が無駄になるのは、万々歳です。危機が訪れなかったのですから。喜ばしいことです。

(続く)