創業融資を受けるための３つのポイント。ブラックリストに載っている人はかなり難しい。

マンションにつつじが咲いています。日本は四季が豊かですね。桜が終わればつつじです。子供のころにはあまり関心がなかったのですが、髪が薄くなるにしたがって、季節の移ろいを感じるようになりました。そう考えると髪が薄くなるのも捨てたもんじゃないと思う、ご都合主義の税理士の吉住です。

創業融資を受けるとなると、日本政策金融公庫が最も融資を受けやすいのですが、公庫から融資を受けるにも、要件があります。一つはブラックリストに載っていないことです。二つ目は、創業する事業についての実務経験も数年要求されます。三つ目に創業時に所有している開業資金もチェックポイントになります。公庫の次に融資を受けやすいのは信金ですが、これらの要件が必要なことは、信金も同様です。

ブラックリストに載っている人は、公庫から融資を受けるのは、まず無理です。信用組合、信用金庫の中にはブラックリストに載っていても融資の欠格事由ではないというところがあるかもしれません。しかし、私が確認したところによると、ブラックリストに載っている人が社長の場合、いずれの信金さんからも『融資できる可能性はゼロではないが、融資はかなり難しい』という返事が返ってきました。確かに可能性はゼロではないようです。私が携わったケースで、社長がブラックリストに載っているという会社で、信金から融資を受けられたことがあります。

金融機関は融資の審査をしますが、その人、その会社の置かれた状態により審査するということでしょう。加えて金融機関の都合もあるようです。年度末に融資の枠が余っていたら融資をするということもあるのではないかと思います。前述の社長のケースですが、いったんはけんもほろろに断られたものの、それから1か月たった年度末に、信金さんの方から融資がしたいと申し出がありました。

(続く)