金融機関から創業融資を受けるための2つの要件。実務経験と自己資金

昨日は大江公民館で株式会社の会社の作り方のセミナーをやってまいりました。露骨に申すと失礼になりますが、外人さんもいらっしゃったんですよ。私のセミナーも国際的になったものだ。

2番目の要件は、創業する業務に関して数年間の実務経験があることです。まったく業務経験がない分野に手を出すということは、事実上、あまりないのかもしれません。しかし、実務経験があるかないか融資をする側としては関心を持つのも当然でしょう。フランチャイジーで仕事を始める場合、融資が難しいことがあるようです。フランチャイザーからこの仕事は儲かると、そそのかされている可能性があるからです。

3番目の要件として自己資金を持っていることがあげられます。自己資金の倍額程度は融資を受けることが可能です。したがって、自己資金が多ければ多いほど多額の融資を受けることができることになります。また、自己資金はその人の人柄を図る根拠にもなります。開業するためにコツコツと資金をためたのだからまじめで熱心な人であろうという見方です。

金融機関は、自己資金の出所を気にします。友人から借りた金などは、自己資金とは認められません。親から借りた金は、親の預金通帳を見せるよう要求されます。ここで『なんで親の通帳まで見せなければならないか』と怒る人もおられますが、怒ってしまえばそれで終わりです。金融機関としては、本当に親が出したものか確認しなければなりません。

(続く)