目標利益売上高は、このようにして求める

紫陽花が鮮やかに咲き始めました。紫陽花はいいんですけれど、梅雨がやってくる！あーいやだ！なめくじがでる！あーいやだ！ カビが生える！いくつになっても梅雨は嫌いです。

損益分岐点分析の続きです。

でもこれでは収支がゼロになる売上高が分かるだけで、利益計画ではないですね。というご意見もあるでしょう。ご安心下さい。損益分岐点分析を応用して、利益計画を作ることができます。

たとえば、今年、c円の機械装置を導入したい、それを売上から得られる1年間の利益で賄いたいということもあるでしょうね。これはただ単にc円の利益を上げたいということと同じです。このような場合どうやってそれを達成できる売上高を求めるかといいますと、最初のグラフをご覧になってください。

総費用線②式をc円分だけ上方に平行移動した線が、①式と交差する点のx座標を求めればいいことになります。そうすると、その式は以下のようになります。

目標利益売上高＝(固定費＋目標利益額)×売上高／(売上高－変動費)

会社にどの程度の売上が必要かを計算する際は、損益分岐点分析を使って計算されると大体の金額は割り出せるものと思います。後は目標売上高を達成するために各商品をどれだけの量、販売するかということになります。

(続く)

湊屋コンサルタントサービス