粗利益率ではない！限界利益率が企業の本当の利益率

休みの日にめずらしくカミさんが実家に帰りませんでした。お客様にお子さんが生まれたので、カミさんと一緒にお祝いを買いに○○に行きました。○○の中にある中華料理店で10％割引券を使って食事をしました。10％割引でも高いですね。○○のテナントなのでその分固定費(家賃)がかかっているのですね。あるいは割引しても十分利益が出るような価格設定なんだろうと思いました。10％割引券に騙されてはいけません。割引券に値段は書いてないですから。味は■■よりはおいしかったですが、□□ほどではありませんでした。コストパフォーマンスはいまいちですが、カミさんとニコニコしながら外食できたら、それはそれでOKです。

ところで損益分岐点の話です。

損益分岐点分析の考え方で大切なことは、限界利益(率)です。会社が利益を生み出す力は、売上総利益率(粗利益率)ではなく、限界利益(率)にあります。限界利益(率)こそが、会社が利益を生み出す本当の力です。商品を販売したとき、限界利益が生じますが、それを積み上げて固定費を超えたとき、はじめて営業利益が出ることになります。限界利益が、固定費を超えるまでは、どんなに頑張っても一切利益は出ません。しかし、限界利益がいったん固定費を超えたら、売上高に対して限界利益率で利益が発生しますから、驚くほどの利益が出始めるのです。

(続く)