売掛金の回収：手形の書き換え(ジャンプ)

グループ補助金で交付申請のめどが立ちつつある税理士の吉住です。ながかったです。実に長かったです。約1年かかりました。震災や災害はまた来るわけですから、手続きをもっと簡単にしていただきたいですね。

ところで売掛金の回収の話です。

資金繰り状況が悪化した場合、手形支払期日を延期するために、「既に交付した手形の差し替え(通称『手形ジャンプ』)をして欲しい」という依頼がある場合があります。

取引先から手形ジャンプの依頼を受けるということは、取引先の経営内容を確実に把握し、債権保全できるチャンスと考えることもできます。従いまして、支払猶予の申し出と同じく、応じても良いかについて、内容の吟味を充分に行なう必要があります。

取引先が手形ジャンプをしなければならないということは、取引先が信用不安の状態にあるということですから取引先に対する全体的な債権保全を考えねばなりません。そのため、取引先の経営内容と資金繰り状況を確認することが大切です。

(続く)