グループ補助金の改善を願う：本来の要求にない書類は断るのが筋

まあ、私共の仕事は、走る、勉強する、事務を執るですね。今日は走ります。と言ってもマラソンランナーではない税理士の吉住です。

グループ補助金の続きです。

グループ補助金を使うような災害は、誰もが一生に一度経験するかしないかという頻度です。したがって、誰も手続きの方法や書類の書き方を知らないのです。やったことがないのです。実際、書類を提出しても、ああでもない、こうでもないと修正を要求されることがほとんどです。

担当者によって言うことが変わるという批判をよく聞きます。正しい要求であれば、仕方のないことと思いますが、変な要求をされることがあります。たとえば、カラー写真を出せというものもありました。提出書類のチェックリストによると、確かに写真は提出するよう記載されていますが、カラーは要求されていません。同じくチェックリストには記載されていない申立書を出せというものもありました。これらは担当者の補助金事業に対する勝手な解釈です。応じてはいけない要求です。一度要求を呑むと後から提出する人にも同様のものを出せというようになります。それを横で見ていたお役人も、同様の要求をするようになります。本来の要求にない書類は、断らなければならないのです。

(続く)