パート・アルバイト戦力化：人材はシステム(制度)を作って丁寧に育てましょう

今朝は涼しいの一言に尽きると思う税理士の吉住です。熊本市内ですが、窓を開け放つと涼しい風が事務所の空気を洗い流してくれるようです。パート・アルバイトの戦力化の続きです。

 

(5)パート・アルバイトへの「資格制度」導入事例

パート・アルバイトに対しても、

 

勤務日数／1日の勤務時間／出勤率／業績評価

などをもとに資格認定を行い、その資格を「時給」や「手当」に反映させる「資格制度」の適用が増加しています。以下に1つ事例をご紹介致します。

 

ある流通業

 

◆資格制度導入の狙い

これまでは正社員の補助的な作業や、単純作業が中心であったパート・アルバイトに対して、能力ある者には「主任」などのポストを与え、正社員並みの仕事を担当させる

 

◆資格の種類と基準

①リード社員……1日6時間勤務/月間勤務日数22日

リード1級、リード2級、リードS級)

*仕事の内容と経験と出勤率が考慮される

②メイト社員……1日2時間以上／月間勤務日数8日以上

*補充や単純作業を担当

*毎年2月に昇格試験を受験可

 

◆リードS級社員への優遇処置

①主任やチーフになれる資格を取得

②手当が月6千円付加される

③賞与がこれまでの2ヶ月分から3ヶ月分に増える

④退職慰労金(5年で20万円以降1年毎に2万円)を支給

(続く)