パート・アルバイト戦力化：パートの育成は人材確保の安全な方法

　昨日あたりから朝は秋の気配があるんですが、今年は法師蝉(ツクツクホウシ)の声がしないような気がする税理士の吉住です。パート・アルバイトの戦略家の話、今日で終わりです。

　今、求人は売り手市場です。しかし、頭数を目的として人を雇うと失敗することもあります。会社になじまず、すぐやめていく人たちも多いようです。これは無駄な経費だと認識していただきたいと思います。戦力にならず、2～3か月または半年でやめていく人たちに支払う給料は、まさしく、お金を捨てているようなものですね。

　これを防ぐ方法としては、第一に入社試験や適性検査をすることです。費用はは4000円/人程度で済みます。ただし、求人売り手市場ですから、業種や会社によっては、試験をするというだけで敬遠される求職者もおられるかと思います。

　もう一つあるとすれば、パートを雇って、パートの中から人材を発掘していくという方法です。確かに時間はかかります。システムを確立するのにも時間がかかります。人事評価制度というものもそうです。しかし、主婦のパートの中には優秀な人がいると思います。パートを雇うということは、そのような中から人を育てていく方法になりうるということです。

　政府も同一労働、同一賃金ということを唱え始めています。これに対応するには、評価制度しかないのかもしれません。同一労働同一賃金の話題は、この項にとって本末転倒かもしれませんが、人事制度をパートの人たちからテストケースとして導入するという方法もありだと私は思います。